子宮鏡手術

子宮鏡手術とは

子宮鏡手術

子宮鏡検査、超音波検査、ソノヒステログラフィーを使用して筋腫・ポリープの診断を行います。特に子宮鏡手術は、妊娠のため、不正出血の改善、または良性・悪性の判断が必要とされる場合に推奨される婦人科の日帰り手術として注目を浴びています。

子宮鏡手術では、内視鏡(子宮鏡)を子宮内へ挿入し、子宮の内腔をテレビモニターに映し出して直視下での手術を進行します。この手法により、筋腫やポリープをほぼ確実に切除することが可能となります。

摘出した組織は病理検査へ提出されるため、麻酔を使用した患者さんは実際の病変を直接確認することはできませんが、モニター画面や術後に採取した検体の写真を通じて確認することが可能です。一方、無麻酔や局所麻酔のみを選択した患者さんは直接検体を見ることができます。

子宮鏡手術のメリットは開腹手術とは異なり、術後の痛みが軽度である点になります。手術後1〜2時間で飲食や歩行が可能となり、体調が良好であれば2〜3時間後にはご帰宅いただけます。この日帰り手術の時間は、病変の場所やサイズによりますが、平均して15〜20分程度で完了します。当院受診の患者様はもちろん、他院からの紹介の患者様でも、Ladies clinic LOG 原宿で手術が可能となります。

子宮鏡手術が適用される病気

子宮鏡手術

子宮の内側で発生する病変、具体的には「子宮粘膜下筋腫」、「子宮内膜ポリープ」、「中隔子宮(ちゅうかくしきゅう)」、そして「子宮内腔癒着症」といった疾患が、婦人科の日帰り手術である「子宮鏡手術」の主な対象となります。

しかし、筋腫やポリープのサイズが非常に大きい場合、または病変が子宮内部に十分に突出していないケースでは、子宮鏡手術の適用が制限されることがあります。このようなケースでは、子宮鏡手術では対応出来ない場合があります。

子宮鏡手術の特徴

  • 術後の痛みが軽く済む
  • 手術時間が短時間で済む
  • 日帰り手術が可能
  • 出血が少なく済む
  • お腹に傷跡が残らない
  • 入院が不要なので経済的
  • お仕事への復帰が早い
  • すぐに歩行が可能

術前の流れ

子宮鏡手術を検討されている方へのご案内です。手術日の約2~3週間前に、当院(Ladies clinic LOG 原宿(レディースクリニックログハラジュク))で、子宮鏡手術前の検査を実施いたします。この検査は、婦人科の日帰り手術としての子宮鏡手術を無事に受けて頂くための重要なプロセスとなります。

具体的には、患者様の手術を受けるための健康状態を確認する目的で、血液検査、尿検査などを行います。これにより、手術のコンディションが整っているかを把握いたします。また、性病検査(淋菌、クラミジア)に感染していると腹膜炎を起こす危険性も有ることから、それらの検査も実施します。

検査が終了した後、子宮鏡手術の流れについて詳しく説明させていただきます。婦人科日帰り手術としての、子宮鏡手術の手続きや、流れに不安や疑問がある場合は、お気軽にご質問ください。

術後の流れ

1手術後の状態

婦人科日帰り手術における「子宮鏡手術」を受けた後の経過については以下となります。手術後わずか約1時間で、飲み物や軽食を取っていただくことが可能となっています。婦人科日帰り手術のメリットとして、痛みがほとんど伴わないことが挙げられます。

さらに、手術後1〜2時間経つと歩行も可能となり、日常生活に戻るための大きな障壁はほとんどありません。子宮鏡手術の安全性と迅速な回復は、婦人科日帰り手術としての信頼性を高めています。

2手術当日

子宮鏡手術の当日は、お昼頃に当院(Ladies clinic LOG 原宿)への来院を頂きます。この婦人科 日帰り手術のメリットですが、手術を受けたその日の夕方までに多くの患者様がご帰宅頂けます。子宮鏡手術を日帰りで行う事により、迅速に日常生活への復帰が可能となります。

3手術後の受診

子宮鏡手術の術後については、日帰り手術の当日から2週間経過後に、当院(Ladies clinic LOG 原宿)での術後診察の受診をお願いしております。この受診では、手術後の経過診察を行い、手術で取り出された組織の病理検査の結果を詳しくご説明させて頂きます。子宮鏡手術の後のケアと病状の確認が、患者様の安心と健康維持のための大切な術後診察となります。

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