コルポスコピー検査

当院では、子宮頸がんの精密検査である「コルポスコピー検査」に対応しています。
検査をご希望の方はLINE、WEBまたはお電話でご予約下さい。
予約外でも検査できますが、待ち時間が長くなることがありますのでご了承ください。

コルポスコピー検査とは

コルポスコープとは、腟や子宮の頸部の表面を拡大する顕微鏡です。この顕微鏡を使用して、さらに細かい部分を観察する検査を「コルポスコピー検査」と呼びます。6~40倍まで拡大することができるので、目視では確認できない病変も見つけられます。

酢酸加工した子宮頸部組織をコルポスコープで観察した後に、病変部の組織生検を行います。

コルポスコープを用いて観察した異常が疑われる部位の病理検査(組織診)の結果を確認してから、確定診断します。

 

検査が必要になる場合

診察子宮頸がん検診(細胞診)で、異常を指摘された方を対象にしています。
検査は、病変の範囲やその度合いを調べたり、がんの有無を確かめたりするために行われます。精密検査としての組織検査を実施する時や、細胞に異常がある患者様の経過観察を行う時に選択される方法でもあるのです。

検診の結果(ベセスダシステム報告様式)がLSIL、ASC-H、HSIL、SCC、AGC、AISと診断されたときはただちに精査が必要であり、コルポスコピー検査を実施します。ASC-USの場合だとハイリスクHPV検査が陽性の場合に行います。ASC-USの50%にHPVが検出され、およそ10%~20%でCIN2(中等度異形成)、CIN3(高度異形成)と最終的に診断されますので、ハイリスクHPV検査を用いた管理が必要になってきます。 また、子宮頸がん検査の結果が陰性であっても、ハイリスクHPVが持続的に陽性であったり、HPV16型、18型が陽性の場合には、コルポスコピー検査を行います。

Ladies clinic LOG原宿ではコルポスコピー検査だけではなく、ハイリスクHPV検査にも対応しています。HPV簡易ジェノタイプやHPVジェノタイプ検査に対応しています。ハイリスクHPV検査は細胞診や組織診の結果および、子宮頸部異形成にたいする手術の有無により保険適応になりますが、それ以外の方でも自費であればハイリスクHPV検査を受けることができます。

検査をご検討されている方へ

検査の際の起こり得る事

出血が起こり得ます。Ladies clinic LOG原宿では検査後に止血剤及びタンポンで止血を使用しています。それでも帰宅後に出血が多くなるような方もいますので、出血量が多ければご連絡下さい。また稀に、感染が起こることもあります。その場合は感染を防ぐための抗生物質をお出しします。

検査前の注意点

生理が開始する数日前〜生理期間中にご予約するのはなるべくお控えください。                    検査後は生検した箇所から出血がある程度出るため、出血が多い場合は検査による出血が原因であるのか、生理が原因であるのか判断がつかなくなるケースがあるからです。生理後~排卵前がコルポスコピー検査をするベストなタイミングとなります。

検査後の注意点

出血について

検査後の数日~1週間程度の間は、軽度の出血や色の付いたおりもの、軽度の下腹部の痛みが現れる可能性があります。タンポンの自己挿入は出血を助長する危険性があるので避けてナプキンを使ってください。
出血が月経血量を超えて持続するようであれば止血処置が必要になることもありますので、その場合には当院へお問い合わせ頂くか、ご予約をお取り下さい。

入浴について

  • 検査当日は入浴ではなく、シャワーで済ませてください。
  • 出血が少ないようでしたら、翌日からお風呂に浸かれます。
  • 温泉や銭湯などの利用は、出血が治まってからにするのをお勧めします。

性交渉について

検査で組織を採った部位を刺激すると、また出血を起こす可能性があります。
そのため性交渉は、1週間ほど控えてお過ごしください。

定期的な子宮頸がん検診を受けてください

検査室子宮頸部の異常は長期間続くこともあります。まずは子宮頸がん検診を定期的に受けて、異常がないか確かめましょう。Ladies clinic LOG原宿では子宮頸がん検査から精密検査、子宮頸部異形成に対する手術、その後のフォローアップまでワンストップで行っています。検査のたびに病院が変わる心配がありません。子宮頸がん検査を受けたことがない方や子宮頸がん検査で異常と診断されている方はお気軽にご相談下さい。

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