コルポスコピー検査

コルポスコピー検査について

local_offerコルポスコピー検査とは

コルポスコピー検査って何?

コルポスコピーとは、子宮頸管(子宮の入り口)や子宮膣部の病変を詳しく調べるための検査です。

この検査では、コルポスコープと呼ばれる特殊な顕微鏡を使用して、これらの領域の表面を拡大して観察します。コルポスコピーは、異形成(前がん状態)、がんの早期発見のために行われます。

異常なパップテスト(子宮頸がん検診)の結果を受けて、さらに詳しい診断(精密検査)を行うために使用されます。検査中に異常な組織を発見した場合、その場で組織サンプルを採取することもあります。

コルポスコピー検査で何がわかるの?

コルポスコピー検査では、以下のことがわかります。

  1. 異常細胞の検出:子宮頸管や膣部の前がん病変や頸がんを特定します。
  2. がんの早期発見:子宮頸がんなどの初期段階を発見することができます。
  3. 病変の詳細な観察:子宮頸部の病変の大きさ、形状、色などを詳細に観察します。
  4. 組織診断:必要であれば、異常な部分から組織サンプルの採取(生検)を行います。

この検査は、子宮頸がんの診断に重要な役割を果たしているのです。

コルポスコピー検査が必要なのはどんな人?

主に20 代以上の女性を対象としています。

コルポスコピー検査は子宮頸がんのリスク評価と早期発見のために重要であり、症状やリスク要因がある女性に推奨されます。

子宮頸部に異常が見られる場合や、不正出血や異常な分泌物など、子宮頸部に何らかの異常があると感じた場合はこの検査を受け、より詳細な検査が必要になります。

子宮頸がん検査の結果、異形成が疑われるような場合や、HPV(ヒトパピローマウイルス)感染が確認された場合は、コルポスコピー検査が推奨されます。

HPV は200 種類以上確認されていますが、子宮頸がんの発症に関係するHPV として約14 種類のHPV が関連しているとされています。

コルポスコピー検査は、子宮頸がんの早期発見と治療を迅速にするために非常に重要なのです。

年齢や性歴に関わらず、定期的な健康診断の一環として子宮頸がん検診を受けることが重要です。

コルポスコピー検査ってどこでやってるの?

検査場所は通常、婦人科クリニック、総合病院、あるいは専門のがんセンターで行われます。

病院によっては、コルポスコピー検査を行っていない施設もありますので、その場合には、必要に応じてコルポスコピー検査のできる病院を探して予約を取ることになります。

検査を実施していないクリニックでは医師が直接紹介状を書いてくれることもありますので、頸がん検診を受けた病院で相談してみるのが良いでしょう。

検査前には特別な準備は必要ありませんが、生理中は検査が困難になることがあるため、生理期間を避けることが推奨されます。

コルポスコピー検査って何してるの?

検査は外来で行われ、約5分程度かかります。

患者様は内診台に乗り、医師が黒いクスコ(膣鏡)で子宮頸部を拡大します。

そしてコルポスコープを使用して子宮頸部を詳しく観察します。

必要に応じて組織のサンプルを採取(生検)します。

組織の採取は多少の痛みを伴いますが、ほとんどの方は違和感程度で終了します。
検査後3、4 日程度は少量の出血が認められます。

もし、出血量が多くなるようであれば、検査をした病院へ相談しましょう。

まれに、多量の出血が出る方もいますので、その場合には検査をした病院へ連絡しましょう。

 

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コルポスコピー検査の結果について

local_offer検査結果について

コルポスコピー検査の結果はどう考えたらいいの?

コルポスコピー検査の結果、子宮頸管や膣部の組織が正常に見える場合、子宮頸がんのリスクは低いと考えられ、通常は定期的な子宮頸がん検診を継続することが推奨されます。

ただし、これは絶対的な安全を意味するわけではなく、再度、異常な細胞が検出される可能性もありますので、継続的なスクリーニングは重要です。

異常が見つかった場合、その程度によって対応が異なります。

軽度〜中等度の異常(軽度異形成)の場合、経過観察が行われます。

これは、多くの場合自然に治癒することがあるからです。しかし、高度の異形成、またはがんの疑いがある場合は、手術が行われることがあります。

コルポスコピーでは、必要に応じて生検が行われることがあります。

これにより、異形成の分類やがんの有無をより正確に判断できます。また、子宮膣部に酢酸を塗布して異常細胞をより見やすくします。

結果に関わらず、定期的なスクリーニングと医師の勧めに従うことが非常に重要です。

これにより、子宮頸がんのリスクを管理し、早期に異常を発見することができます。

子宮頚がんのリスクは、HPV(ヒトパピローマウイルス)感染、喫煙、免疫系の問題、早い年齢での性行為開始などに影響されます。

コルポスコピー検査は、これらのリスク要因を持つ女性に特に重要で、異常を早期に発見することで治療の成功率を高めることができます。

コルポスコピー検査の結果はどのぐらいで出るの?

検査の結果が出るまでには、検査の種類によって異なります。検査中に目視で異常が確認される場合、医師はその場で一定の診断を下すことができます。

しかし、もし生検(組織サンプルの採取)が行われた場合、そのサンプルは病理学的検査に送られます。

この病理学的検査の結果が出るまでの時間は、一般的に2 週間程度かかることが多いですが、施設や検査の混雑状況によってはもう少し時間がかかることもあります。

最終的な結果は、医師の診察時に説明され、必要に応じてさらなる治療計画やフォローアップのステップが決定されます。

 

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コルポスコピー検査の通院を途中で止めて良いのか

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途中で通院を止めて良いの?

子宮がん検診で再検査となり、病院で検査を行った場合には通院が必要となる可能性が高いです。

半年毎、または3、4カ月に1度の精密検査とその結果説明での受診といった複数回の通院となると、会社勤めで忙しい現代の女性にとっては、中々時間が取れない状況の方も多いと思います。

忙しい毎日を過ごしているあっという間に時間が過ぎ、次の検査のタイミングとなります。

そうすると、検査を先延ばしにしてしまう場合も多いです。

しかし、一回、検査を先延ばしにするだけで、その後もそのまま忘れてしまい検査を受けていない、検査を受けなければならないの病院へ行くことが億劫な状態になってしまうことも多いと思います。

では、コルポスコピー検査を受けないとどうなってしまうのか?

検査を受けずに放置しておくと、病状の進行がわからないため、気付いた時には病変が進行している場合もあります。

手術が急に必要となるなど、ライフスタイルが突然変更せざるを得ない状況になるかもしれません。

コルポスコピー検査を行っていないと適切な治療方法を選択することができません。

定期的にコルポスコピー検査を受けて連続で問題ないことを確認すれば、1年に1回の頸がん検診を受けられるようになります。

コルポスコピー検査が「嫌だ」という気持ちは理解できますが、検査をしないと自分の病状が良い方に向かっているのか、悪い方向に向かっているかのを把握することができません。
気分的にスッキリしない日が続くのではないでしょうか?

子宮頸がんは30代、40代の働き盛りの女性に起こりうる悪性腫瘍です。

自分の病状を正しく把握して、適切な検査、治療を受けられるようにしましょう。

 

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コルポスコピー検査にかかる費用

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コルポスコピー検査の費用は?

コルポスコピー検査のみの費用は、保険適用の3割負担で約1000円、生検を行った場合には保険適用の3割負担で約5000円です。

子宮頸がん検診で「要精密検査」と結果を受けた場合のフォローアップ検査として実施される場合、保険が適用されます。

保険が適用される場合、患者様が支払う費用は全体の一部になります。

これにより、実質的な患者様の費用は大幅に削減することができます。

 

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どのような人がコルポスコピー検査をするのか

local_offer結果の読み方

がん検診の結果ってどう読むの?

健康診断や市町村で行っている子宮がん検診や、症状があり保険で検査を行った場合などの、細胞診の検査結果で精密検査が必要な方にコルポスコピー検査を行います。

保険で細胞診の検査を行った場合には、検査結果説明時に医師より詳しい説明を聞くことができます。

しかし、健康診断で行った場合では、結果用紙のコメントに「要精密検査」と書かれていますが、その前の結果の項目には、見たことがない英単語が記載されています。

そこで、その英語で表記されている内容を、読み仮名も含めて説明します。

扁平上皮系

  • NILM(エヌアイエルエム):陰性。異常なし。
  • ASC-US(アスカス):軽度上皮内病変疑い。
  • ASC-H(アスクハイ):上皮内病変疑い。
  • LSIL(エルシル):軽度異形成の疑いあり。
  • HSIL(ハイシル):中度から高度の異形成あり。
  • SCC(エスシーシー):扁平上皮がんの可能性あり。

腺細胞系

  • AGC(エイジーシー):異型腺細胞あり。
  • AIS(エイアイエス):上皮内腺がんの可能性あり。
  • Adeno-carcinoma(アデノカルチノーマ):浸潤をともなう腺がんがみられる。
  • Other malig:他のがんがみられる。

NILM 以外は病院でHPV検査やコルポスコピー検査といった精密検査が必要となります。

健康診断で再検査となった場合には、速やかに病院を受診しましょう。

 

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