ACRS療法
自己サイトカイン濃縮血清(Autologous Cytokine Rich Serum)は、患者様ご自身の血液から抽出した抗炎症性サイトカインを用いた、
次世代の再生医療技術です。
ACRSとは
自己の血液から抽出した抗炎症性サイトカインを濃縮し、
組織の修復と再生を促進する革新的な治療法
自己由来
患者様ご自身の血液を使用するため、アレルギーや拒絶反応のリスクが極めて低く、安全性の高い治療法です。
高濃度濃縮
特殊な加温・遠心分離技術により、抗炎症性サイトカインを通常の数倍〜数十倍に濃縮することで、強力な治療効果を実現します。
科学的根拠
多数の臨床研究により、組織修復、抗炎症、疼痛緩和などの効果が実証されている、エビデンスに基づいた治療法です。
多様な応用
整形外科、美容医療、婦人科など、幅広い分野で応用可能な、汎用性の高い再生医療技術です。
作用メカニズム
ACRSが組織修復と再生を促進する4つの主要なメカニズム
強力な抗炎症作用
IL-1Ra、IL-10などの抗炎症性サイトカインが高濃度に含まれ、慢性炎症を効果的に抑制します。IL-1Raは炎症性サイトカインであるIL-1の働きをブロックします。
組織修復の促進
成長因子(PDGF、TGF-β、VEGF等)が組織の再生を促進し、損傷した組織の修復プロセスを加速させます。
組織保護作用
細胞の酸化ストレスを軽減し、組織の劣化を防ぎます。特に軟骨や皮膚などの組織保護に優れた効果を発揮します。
疼痛緩和効果
炎症の抑制により、慢性的な痛みを軽減します。変形性関節症などの疼痛管理に特に有効です。
治療プロセス
採血から投与まで、約3時間で完了する治療
採血
患者様から15〜20mlの血液を採取します。採血量は治療部位や目的により調整します。
加温処理
採取した血液を特殊な加温装置で処理します。この過程で白血球が刺激され、抗炎症性サイトカインの産生が促進されます。
遠心分離
加温処理後の血液を高速で遠心分離し、サイトカインが濃縮された血清部分を抽出します。
濾過・精製
抽出した血清をフィルターで濾過し、不純物を除去します。これにより純度の高いACRS血清が完成します。
投与
完成したACRS血清を目的部位に注入します。皮下注射、または塗布など、治療目的に応じた方法で投与します。
PRP療法との比較
従来のPRP療法と比較した、ACRSの特徴
| 比較項目 | ACRS | PRP |
|---|---|---|
| 抗炎症性サイトカイン | 高濃度(通常の5倍) | 通常濃度 |
| 炎症性サイトカイン | 大幅に低減 | 含有 |
| 抗炎症効果 | ✓✓✓ | ✓ |
| 組織修復効果 | ✓✓✓ | ✓✓ |
| 疼痛緩和効果 | ✓✓✓ | ✓ |
| 持続期間 | 6〜12ヶ月 | 3〜6ヶ月 |
| 処理時間 | 約3時間 | 約1時間 |
| 適応範囲 | 幅広い(炎症性疾患に特に有効) | やや限定的 |
ACRS療法の主な利点
患者様にとっての7つの大きなメリット
高い安全性
自己血液由来のため、アレルギー反応や感染症のリスクが極めて低く、安心して治療を受けていただけます。
日帰り治療
入院の必要がなく、当日中に治療が完了します。お仕事の休憩時間などに血液を採取して、仕事終わりに投与することが可能なため、日常生活への影響を最小限に抑えられます。
長期的効果
一度の治療で6ヶ月〜1年程度効果が持続するため、頻繁な通院が不要です。
身体への負担が少ない
最小限の侵襲で治療可能。手術と比較して身体への負担が大幅に軽減されます。
根本的なアプローチ
症状の一時的な緩和ではなく、組織の修復と再生を促すことで、根本的な改善を目指します。
薬剤依存の軽減
痛み止めやステロイドなどの薬剤使用を減らせる可能性があり、副作用のリスクを低減できます。
幅広い応用
整形外科、美容医療、婦人科など、多様な分野で効果を発揮する汎用性の高い治療法です。
適応症例
ACRSが効果を発揮する主な疾患と症状
肌の若返り
シワ、たるみ、肌質改善。コラーゲン産生を促進し、肌のハリと弾力を回復させます。
育毛・薄毛治療
毛髪の成長促進と脱毛の抑制。頭皮の血流改善と毛包の活性化を促します。
更年期障害
ホルモンバランスの調整と症状緩和。膣の萎縮や乾燥などの改善にも効果が期待されます。
慢性子宮内膜炎
子宮内膜の炎症抑制と組織修復。着床環境の改善により、不妊治療への応用も期待されています。
慢性疼痛
子宮内膜症による慢性的な痛みの緩和。神経因性疼痛や線維筋痛症などにも応用可能性があります。
創傷治癒
難治性潰瘍や術後の傷の治癒促進。組織修復プロセスを加速させます。
安全性と注意事項
治療を受ける前に知っておいていただきたい重要な情報
安全性のポイント
- 自己血液由来のため、アレルギー反応のリスクが極めて低い
- 添加物や薬剤を使用せず、自然な成分のみ
- これまで重篤な副作用の報告はほとんどない
- 多数の臨床研究で安全性が確認されている
- 日帰り治療で入院の必要がない
注意が必要な方
- 重度の貧血がある方(採血が困難な場合)
- 血液凝固障害のある方
- 抗凝固薬を服用中の方(一時的な休薬が必要な場合があります)
- 活動性の感染症がある方
- 悪性腫瘍の治療中の方(主治医との相談が必要)
- 妊娠中または妊娠の可能性がある方
考えられる副作用
一般的に軽微な副作用のみで、重篤なものはほとんど報告されていません:
- 注射部位の一時的な痛み、腫れ、赤み(通常2〜3日で改善)
- 注射部位の内出血(1〜2週間で自然に消失)
- 採血に伴う一時的な倦怠感(数時間程度)
- ごく稀に一時的な発熱(24時間以内に改善)
治療の流れと経過
初回診察から効果実感まで
初回カウンセリング
医師による詳細な問診と診察。
期待される効果、リスクについて十分に説明します。
治療当日
採血→加温処理→遠心分離→投与まで、約3時間。
投与後、問題なければすぐにご帰宅いただけます。
初期反応期
注射部位の軽い腫れや痛みが見られることがありますが、通常は数日で改善します。
組織修復プロセスが開始されます。
効果実感期
多くの患者様で症状の改善を実感し始める時期。
痛みの軽減、肌質の向上などが見られます。
最大効果期
治療効果が最大となる時期。組織の修復が進み、症状の大幅な改善が期待できます。
症状や個人差により、この期間に追加治療を検討する場合もあります。
効果持続期
改善した状態が持続します。
症状や個人差により、この期間に追加治療を検討する場合もあります。
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問にお答えします

